もっと「希少価値」を追求せよ!
価値の中には「希少価値」というのがあります。
これは、
「そのものが世間に少ししかない、
あるいはなかなか手にはいらないことから生ずる価値」
のことです。
最近飲食店を見ていて、
すごく感じるのは、
この「希少価値」を軽視しているお店があるということです。
希少価値が高い飲食店をつくるというのは、
何も競合店に対してだけではありません!
人々の食体験に対して希少価値が高いということを
目指して欲しいのです。
もっと言うと、
そこを目指さないとこの先「勝ち組」にはなれないでしょう。
例えば、
ある商圏にハンバーグ専門店が無かったとします。
そこに、ハンバーグ専門店を出店する。
これは一見無競合で当たりそうですね。
しかし、ハンバーグを食べるという食体験は
家庭でもできますし、
コンビニでも買って食べることができます。
となると、ハンバーグ自体に希少価値はありません。
重要なのは、どんなハンバーグかですね!
私なら牛100%の超粗挽きレアハンバーグを提案します。
理由は、他では食べられないから。
つまり、「希少価値」が高いからです。
このハンバーグはあの店でしか食べられない。
こうなって初めて価値があると思います。
そして“わかりやすさ”も重要です。
食べる前や食べた瞬間に違いがわかることです。
食べてもその違いが感じられないようではいけません。
競合店にハンバーグ店がないから
ハンバーグ店を出すというのでは、
差別化にはなっていません。
もっと突っ込んで、どんな差別化されたハンバーグを出すのか、
それを徹底的に設計して「希少価値」を出すこと。
それが極めて重要です!
もちろんハンバーグに限った話ではありません。
すべての飲食店でそれが言えます。
どんな一番商品を出すのか?
そこに希少価値はあるのか?
それを商品の中にしっかり設計してください。
何も日本で唯一のものを作れ
と言っているのではありません。
その商圏の中で「希少価値」が高ければ良いのです。
それではまた。
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