テレビが取材に来るお店とは?
8月中旬に、
お付き合い先のハンバーグ店が
テレビで放送されました。
全国ネットのゴールデンタイムの番組で
10分くらい放送されたので、
売上は現在放送前の1.5倍くらいのペースで
推移しているとのことです。
テレビの影響力は相変わらず凄いですね!
さて、このお店、
今回はしっかり放送されましたが、
少しだけなら
以前からテレビに出たりしていました。
少しだけですとそこまで大きな売上アップには
つながらないのですが、
多少効果はあります。
テレビ以外でも、
ユーチューバーが来て撮影したり、
地元のマスコミが来たりします。
以前からマスコミがよく来るお店なのです。
ではなぜ、このお店にはテレビをはじめ、
マスコミが来るのか?
全くマスコミとは無縁のお店がある一方で、
このお店のように頻繁に来るお店がある。
これは偶然ではないのです!
たまたま目に留まったのではなく、
テレビがとりあげたくなるお店だからです。
テレビが取り上げたくなるお店とは
一体どんなお店でしょうか?
テレビは当然視聴率が欲しいのですね。
視聴率がとれそうなお店を探しています。
テレビがとりあげたくなる
ポイントは大きく2つあります。
1つ目は、「唯一」とか「斬新さ」があるかどうか。
全国的に見てもかなり珍しい要素があるかどうかです。
このハンバーグ店の「斬新さ」は
チーズが手作りであること、
店内で作っていることです。
そしてこのチーズを使ったチーズハンバーグが一番商品です。
このお店は、
実はハンバーグ店の前にイタリアンをやっていたのですが、
その時からピザなどに使うチーズを手作りで提供していました。
ハンバーグ店に業態変更する際、
2つの選択肢がありました。
手作りチーズを継続するか、
それともやめるかです。
私はチーズの手作りを継続して欲しいとお願いしました。
それがこのお店の
「独自固有の長所」(=唯一)になると
思ったからです。
ハンバーグ店は日本中にたくさんあります。
チーズハンバーグを出しているお店もたくさんあります。
しかし、チーズを手作りしている
チーズハンバーグのお店はありますか?
まずないですよね。
この「唯一」、「斬新さ」がテレビは好きなんです。
そして、ポイントの2つ目は、
「圧倒的な映え」です。
映像として映えるかどうかですね。
斬新さがあっても、
映像的に迫力がなければ、テレビは扱いたがらない。
だからテレビに出てくる飲食店は、
ボリュームがすごかったり、
見た目が色鮮やかだったりと
迫力のある商品が多いのです。
そうしないと視聴率がとれないからですね。
映像的に映えるかどうかが重要です。
今回のハンバーグ店にはそれもありました。
それは、圧倒的な鉄板ジュージューと見た目です。
一番商品のチーズハンバーグは、
顧客の目の前でチーズをたっぷりかけます。
鉄板がチーズの白一色で埋まるくらいかけていきます。
時々器からチーズがこぼれます。
さらには、
鉄板はかなり厚めのものを使用し、
高温が持続するようにしています。
チーズをかけた時のジュージュー音、
チーズの焼ける臭いが持続するようになっています。
見た目、音ともに
商品の「映え」は申し分ありません。
テレビが欲しい映像になっています。
既存店でも今からテレビやマスコミを呼ぶことは可能です。
「斬新さ」と「映え」を
兼ね備えた商品を開発し、
プレスリリースを打ってみる。
それがきっかけとなり、マスコミが来るようになる
可能性は十分あります。
是非参考にしてみてください。
それではまた。
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