【現金を確保せよ!】今飲食店経営者が動いていること 2020年4月7日 新型コロナウィルスによる 連日の報道や 政府の活動自粛要請を受けて 飲食店の売上は今非常に厳しい状況です。 4月の数字は昨対売上30%とか40%とかを 目にするようになってきました。 営業しない方が数字面での被害が少ないことも あるのでしょうが、 昨日ある地方都市の駅前の状況では、 営業しているお店は半分くらいでした。 約半分は休業していました。 半分しか開いていなくても、 お店の売上は通常の半分、 つまり、居酒屋の市場規模は 今現在、50%×50%=25% になってしまっているという訳です。 そこで、 最近ではとにかく現金を手元に置いておく という動きも耳にするようになってきました。 私もそれについては大賛成です! とにかく現金を確保して この数か月~半年を乗り切ることが 最優先だと思うんですね。 現金があれば再起を図れるので。 そこで、今の状況下で まさにタイムリーに飲食店の経営者 が現金確保のためにどんな動きをしているのかを 参考までに共有したいと思います。 1.資金調達 銀行や日本政策金融公庫からの資金調達ですね。 とにかく今は借りられるだけ借りて、 遣わなかったらその時に返すという作戦ですね。 特に日本政策金融公庫では、 3年間は実質無利息で借りられる 制度もあるので、 今書類審査が殺到しているようです。 https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_t.html ただし、国の制度は資金がおりるスピードが遅い傾向があるので、 スピード重視であれば、 銀行や保険会社の貸付を利用した方が良いでしょう。 2.家賃交渉 各店舗の大家さんに片っ端から家賃交渉をするというものです。 私のお付き合い先では、 大手不動産会社はなかなか応じてくれないようですが、 地方の大家さんは結構応じてくれるようです。 この3ヶ月間は1/3にしてもらえるように交渉して 上手くいった会社もあります。 売上がこんな状況なので 3か月間だけ1/3とか半分とかにしてくれということで、 片っ端から交渉していくことをお勧めします。 交渉は社長自らやった方が効果的です! 3.雇用調整助成金 詳しくはこちらを見て欲しいのですが、 https://www.mhlw.go.jp/content/000615395.pdf 今回特例で 休業補償金額の9/10が国から助成されるとのことです。 しかもパート・アルバイトも適用です。 人件費を抑えるために、 お店のパート・アルバイトの一部を休ませる。 休業補償の6割をお支払いし、 そのうちの9/10を国の助成金で補填するというものです。 この特例が出たことで 大手居酒屋チェーンや地方都市の有力チェーンも 休業に踏み切ったようです。 しかも今回申請は事後でも良い。 6月30日までに申請すれば、 応じてくれるということです。 こちらの助成金については、 お知り合いの社労士さんか ハローワークに聞いてみてください。 残念ながらこのままでは、 この数ヶ月で淘汰される飲食店が出てきそうです。 この数ヶ月から半年を乗り切るために、 まずは現金確保です! 共にこの苦難を乗り越えていきましょう!! それではまた。 Posted in セミナー情報・その他 | Tagged 家賃交渉, 新型コロナウィルス対策, 新型コロナ対策, 資金調達, 雇用調整助成金