勝負は出店前に9割以上決まる! 2023年3月9日 お付き合い先のカフェ&マルシェが 1月下旬に新店オープンしました。 果物と野菜がコンセプトのお店で、 客席は39席、営業時間は10~17時ですが、 売上は平日約15万円、週末は約30万円となっています。 しかもまだ販売促進はしていませんし、 先週の日曜日に過去最高日販が出たので、 まだまだ伸びていくと思います。 実はオープン前の事前売上シミュレーションで 私が提案したのは、月商約516万円。 今のところほぼぴったりです。 このお店は青果卸が経営する飲食店で、 今回飲食には新規参入です。 初めての飲食店ですが、 いろいろな専門家の力と店長の努力で 良いスタートダッシュがきれました。 新店を成功に導けるかどうかは、 実はそれ以前に決まっています! 何が売りで今回勝負するのか、 ここが弱いと当然繁盛店にはなりません。 ビジネスモデルの設計段階で 勝負は9割以上決まると思ってください。 多くの飲食企業が事前に コンセプトやターゲットは決めていると思いますが、 差別化ポイントを3つ以上決めていますか? 私は最低でも3つくらい差別化ポイントを用意します! 新店のお仕事の際は、 自信のある差別化ポイントが3つくらい言えないと 勝負するのは正直怖いです。 今回はどんな3つかと言うと、 1.フルーツパフェとサラダプレートに特化 ⇒青果卸直営を活かして、メニュー戦略はフルーツパフェとサラダプレートに特化する。 普通のメニューを出しても特徴が出ない。 オペレーションを無駄に増やさない。 フルーツパフェとサラダプレートならこのお店と言われるような ボリューム、鮮度、季節感を出す。 2.ボリューム感(お値打ち感) ⇒青果卸直営仕入力を最大限活かす。ボリュームによるお値打ち感で勝負。 いちごパフェは器一面にいちごを盛りだくさん使用して、 高さも24㎝ありながら、価格は1,700円(税抜)で提供しています。 3.季節感(変化性) ⇒季節のフルーツを使ったパフェ、季節の野菜を使ったサラダプレートを 一番商品にする。 季節によって一番商品の内容が変わることにより、飽きさせない。 高い来店頻度を持続する。 スターバックスは年間15回以上新作フラペチーノを出すことで、 来店頻度をキープしています。 この3つを最初から決めた上で、 店頭・売場づくり、メニュー・商品づくり、接客サービスを 組み立てています。 スタッフが自店の差別化ポイントを理解しているので、 ここだけは踏み外さないで進むことができます。 新店を成功させるためには、 コンセプト、ターゲット、そして3つ以上の差別化ポイントです。 差別化ポイントは、 当然その市場と競合店、自社の強みを知らないと作れません。 勝負は出店前に9割以上決まっている! それではまた。 P.S.上記の新店の成功事例を含めて、 マーケティングに特化したセミナーを東京で開催します。 4月19日(水)です。 ご興味のある方は是非参加して、 マーケティングにどっぷり浸かる一日にしてください。 【セミナー概要】 第35回五感刺激マーケティング戦略セミナー 日時:2023年4月19日(水)12:00~17:20 会場:大手町サンケイプラザ(東京駅から徒歩7分) 参加料金:1名様32,800円、2名様目28,800円、3名様以降1名当たり25,800円 お問合せ先TEL:06-6829-7853(平日10~17時、担当:ヒラマツ、ショウジマ、カワベ) セミナー詳細:https://bit.ly/3ZQrQ4b Posted in セミナー情報・その他, マーケティング理論, 今注目のビジネスモデル | Tagged サラダプレート, ビジネスモデル, フルーツパフェ, 出店前, 新店開発, 新業態開発