大きくなるためには、大義名分が必要
日本の外食産業で一番売上の大きい会社、
ゼンショーホールディングスの企業理念をご存知ですか?
先日、お付き合い先の社長と話していて聞いたのですが、
それは、
「世界から飢餓と貧困を撲滅する」
です。
世界というワードから、
日本だけでなく、世界を見据えています。
そして、飢餓と貧困を撲滅するという
世界的な社会問題を解決する為に、
外食という事業をやっているという訳ですね。
かなり大きい話です。
世界の飢餓と貧困の解決ですから。
しかも行動が伴っていますね。
ゼンショーホールディングスが運営する飲食店は、
いずれも手頃な価格で多くの人が行くことができる。
低価格で満腹になれます。
私たち五感コンサルティンググループの店づくりとは、
大きく異なりますが、
多くの人の胃袋を満たすという意味では、
企業理念をしっかり形にしている会社です。
そして、ホームページに書かれていますが、
この企業理念を創業以来持ち続けているそうです。
最初から世界を見ていたし、
飢餓と貧困というとんでもなく大きなテーマを掲げていた。
その結果、日本一の外食企業になったということですね。
一方、丸亀製麺を運営する
トリドールホールディングスの経営理念を見てみましょう。
「食の感動でこの星を満たせ。」
この星ということで、こちらも世界を見据えています。
しかも既に世界10ヵ国以上にお店を展開されています。
そしてこちらは、
食の感動を掲げています。
世界の人々に、飲食店を通じて感動を届けたいと言っています。
丸亀製麺に行っても、
非日常的な製麺所の光景がありますし、
料理だけでなく、
店舗体験そのものにスポットを当てていると思います。
行動が伴っていますね。
ゼンショーグループとは、全く考え方、やり方は違います。
しかし、この2社に共通しているのは、
視野が大きいということ。
世界規模だし、社会問題や人の幸せを見ている。
小さな話ではなく、とても大きい話。
逆を言えば、大きくて広い視野があったからこそ
会社も大きくなったと言えます。
大企業になればなるほど、
従業員数も多くなる。
多くの人を巻き込んでいく上で、
経営理念となる
なぜ、私たちは飲食店をやるのかという大義名分が必ず必要になります。
成長を目指す企業なら、
目先の出店より、
まずは外食産業を通じてどこを目指すのか。
どこまでの視野で物事を考えるかで
企業規模は変わってくると思います。
まずは理念から考えてみるのが良いと思います。
それではまた。
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