売上2~3倍になった郊外型カフェ 2025年11月18日 今お付き合い先の一つに 郊外型のカフェ店があります。 そのお店は今年の8月にリニューアルオープンしました。 店名も変えて、内装も変えて、メニューも価格も変えました。 私の経験上、既存店で売上1.5倍以上を狙うなら 店名変更は必要です。 今回は全て変えたので、 実質新店オープンです。 ただし、業態は変えていませんし、 席数もあまり変わっていません。 それでも売上はいきなり倍増し、 月によっては3倍近い売上で推移しています。 このリニューアルで売上が伸びた最大のポイントを言います。 それは「何かで一番」を作ったこと。 競合のカフェに比べて「何か一つでも一番になる部分をつくること」が 業績アップのポイントです。 今回の一番は何か? それは、内装のおしゃれさです。 このカフェを運営する会社の本業は家具屋です。 家具のショールームを大都市圏に多数出店しています。 安くはないがおしゃれな家具をたくさん持っています。 しかもこのカフェの立地は本社である家具工場と 家具ショールームの駐車場内にあります。 大きな駐車場の一角がカフェになっているのです。 この特徴を活かさない訳にはいきません! 元々このカフェでも自社の家具を使っていましたが、 少し中途半端でした。 テーブルや椅子はもちろん自社の家具でしたが、 たくさんの種類を置いているというよりかは、 一部の雰囲気にあったものを入れているという感じでした。 今回のリニューアルでは、 テーブルや椅子も色や形の違うものを導入し、 ソファ席も充実させ、 吊り下げ照明も色や形の違うものを入れて、 テーブルの下にはラグまで敷きました。 座った席の場所によって雰囲気が違う、 そんなカフェになりました。 おしゃれな家具屋という本業の強みを存分に活かしたのです。 これが今回最も効果が上がったポイントだと私は考えています。 業績アップの為に「何かで一番」を意図的につくる。 自社には何か得意なものがある筈です。 あればそれを使えば良いですし、無くても大丈夫! 競合店がそもそもやっていないものであれば、 何かで一番をとることは可能です。 まずはそれを見つけること。 一番になれるポイントが見つかれば、活性化はできます。 それではまた。 Posted in マーケティング理論, 店頭・売場づくり強化 | Tagged カフェ売上アップ, カフェ店経営, カフェ店経営者, リニューアル, 新店開発