花まる清水社長より「飲食業は情緒提供業」

2021年5月25日

昨日に引き続き、
先日5月19日（水）の「経営戦略クラブ」でのお話です。

実は前回は特別に、
札幌の大繁盛回転寿司「花まる」の清水社長にも
ご講演を頂きました。

その内容がとても心にしみるものでしたので、
ここで一部共有させて頂きます。

清水社長はこのコロナ禍で
閑散とする札幌の繁華街を歩きながら
こんな事を考えていたそうです。

「今スマホ社会の中で人の心が渇いている。
今こそ、情緒提供業である飲食業が必要だ。」

そしてこんな事も言われていました。

「なぜ、人は映画館に映画を観に行くのか？
それは、心が揺れるから。心が潤うから。
飲食業も根本的な価値は同じ。」

うーーーーーん！！
まさにその通り！！

飲食業は人の心を潤す為に
存在しているということですね。

すごく共感しますし、
まさに私が作っていきたい理想の飲食店です！

しかし、今世の中にある飲食店の多くが、
胃袋を満たすためだったり、
コスパが良いだけだったり、
そんなつまらないお店になっているような気がします。

繁盛していてもつまらないお店というのは結構あるんですね。

そしてコスパが良くて今集客しているお店は、
もっとコスパが良いお店ができた時に
顧客を奪われます。

これからの飲食店が注力すべきは、
人の心をもっと潤すことです。

人の心を潤す楽しい飲食店には必ずファンがつきます！
ファンとなった顧客は簡単には他店には流れません。
ファンのいる飲食店は、
競合店が出てきても大きな影響は受けません。
これこそが理想の集客のあり方です！

清水社長のご講演には、
とても深い洞察がありました。

それではまた。