大手外食チェーンの閉店ラッシュはもっと出る

大手外食チェーンの閉店ラッシュはもっと出る

2020年5月28日

最近ネットニュースなどで、
新型コロナの影響で
大手外食チェーンが大量閉店するというのをよく目にしますね。

例えば、
ワタミは国内65店舗を閉店する。
コロワイドは居酒屋業態を中心に直営196店舗を閉店する。
ロイヤルホールディングスは70店舗を閉店する。

そして大抵そのニュースの中で、
「今後も収益の見込めない店舗を閉店する」
と書かれています。

つまり、この文章から読み取れるのは、
コロナショック以前から赤字だった店舗で、
今後も黒字化する可能性が低いお店を閉めるということです。

そしてこのような大手外食チェーンの閉店は
これが氷山の一角だと私は思います。
もっともっと大量に閉店が
今後出るのではないかと思います。

なぜなら、上場企業にとっては、
株価の問題があるので、
通常は毎年増収増益を求められます。

しかし、今年度の業績は、
新型コロナウィルスがあったから仕方ないと
コロナを理由にできる。

上場企業の社長ならここで
不採算店を一気に整理して、
来年度の数字で結果を見せる。
と考える方が多いのではないでしょうか。

そうなると、もっと大量に閉店は出るでしょう。
そして、その後、空き物件が大量に出てきます。
特に繁華街です。

その空き物件に一部飲食店の出店はあると思いますが、
そのリスクの高さから
今までと同じ水準まで増えることはないでしょう。
空き物件をめぐっては、様々な業種が入ると予想します。

そうなると、既存店に関しては、生き残れば、
多少残存者利益があるかもしれません。
しかし、ここはあまり期待しない方が良いです。
テレワークの普及でそもそも繁華街の市場規模が
小さくなる可能性があるからです。

既存店は「情緒的価値」を高めて、ファンを増やしていってください。
(これについては2~3個前のメルマガをご覧ください。)

そして元々資金がある会社や
資金調達できた会社は
その空き物件でできる新業態を考えておきましょう。

今までなかなかとれなかった物件や人材が
獲得できるチャンスが出てきました。

これを活かして
何かできることはないか探してみてください。

私も日々考えていますが、
今10個ぐらい新業態の候補があります!

既存のマーケットを奪いに行くのではなく、
マーケットを創造するような業態を考えています。

クライアント先で、
新店を考える方には、
提案させて頂こうと思います。

それではまた。

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