海外の繁盛店を見に行く理由

海外の繁盛店を見に行く理由

2017年11月14日

骨太流海外視察ツアーは今回で42回目、
大体1年に2回ぐらいのペースで
行っていますので、もう20年以上経ちます。

一回当たり、約1週間、
料金も約80~90万円と
時間の確保も、お金も必要です。
(時間と料金は行く場所によって異なります)

それでも
42回もこの海外視察ツアーが続き、
リピーターが多いのか、

伸びている企業の経営者たちが
なぜ忙しい合間を縫って
このツアーに参加するのか

について考えてみたいと思います。

私もこのツアーに志願して同行しています。
料金も自腹で参加しています!

その大きな理由が3つあります。

一つ目は、
「世界共通の繁盛の原則」が知りたい
ということです。

海外と日本は違う、文化が違うから
参考にならない、見てもしょうがないと
反論されそうですね。

私も文化が違うことはわかっています。
しかし、人がそのお店に集まる理由には
文化を超えたものがあると信じています。

同じ人間として、
なぜ、そのお店に行きたくなるのか?
それには必ず理由があります。

人が行きたくなるお店、
シンプルにそれを見つけに行くのです。

人から聞いた情報ではなく、
自分が感じて、腑に落ちたものは
必ず次の行動につながります。

2つ目の理由は、
「日本よりも先をいっている国を見ること」です。

昨年、ニューヨークに行きました。
多くの繁盛店を見ました。

私は総じて値段が高いなと感じました。

エッグベネディクトで1,000円以上とか。
サラダで1,000円とか。

こんなに高いのかと思いました。

それは、おそらく家賃が下がらないからですね。

ニューヨークは家賃が高水準でキープされている、
だから価格を上げないと
利益が出ない構造になっています。

おそらく東京もそうなるでしょう。
家賃も人件費も食材も下がらない、
むしろ上げっていく、
そうなると、価格を上げないとビジネスが成り立たない。

その中で、
価格をできるだけ上げないように
飲食店の我慢比べが始まる。

そして、我慢できないお店は値上げをする。
付加価値を上手に付けられるなら良いでしょうが、
単純値上げの繰り返しでは、お客様は離れていく。
そして潰れる。

ですから、これからは
その我慢比べの世界から脱出できる
方向性を見つけておかないと
いけないということです。

こんなことも昨年、
ニューヨークを見たからこそ
真面目に考えるようになりました。

そして、3つ目の理由、それは
「一緒に行く優れた経営者の考え方やものの見方を吸収する」
ということです。

この視察ツアーは、
4泊6日とか、5泊7日です。

その間参加者の人たちとは行動を共にします。
その中でいろんな話ができます。

ビジネスモデルや人材確保、
経営者としてこの先考えていること。など

それに、同じ繁盛店を見ての感想。
同じものを見ても実は人によって
感想は全く異なります。

これ是非クイズみたいにやってみてください。
日本でもどこでも、どこか繁盛店を見に行って
どう感じたのかを一人ずつ
言ってもらうのです。
そうすると、
見事にみんな違うことを言いますから。

その中に気付きがあります。
なるほど。と
その視点があったのかと。
自分はそこは気付かなかったと。

それがまた自分の“引き出し”になります。

自店の業績アップのために
“引き出し”を数多く持っていることは
私は重要だと考えています。

その強力な“引き出し”を
一つでも多く持つことが
私のようなコンサルタントを含め、
飲食店経営者たちには必要ではないでしょうか。

そんな感じで
今回は海外に行く理由を説明させて頂きました。

もしご興味がある方は、
是非次回でも一緒に行きましょう!

その後の人生に多大な影響を及ぼすことは
間違いありません!

それではまた。

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