勝負は出店前に9割以上決まる!
お付き合い先のカフェ&マルシェが
1月下旬に新店オープンしました。
果物と野菜がコンセプトのお店で、
客席は39席、営業時間は10~17時ですが、
売上は平日約15万円、週末は約30万円となっています。
しかもまだ販売促進はしていませんし、
先週の日曜日に過去最高日販が出たので、
まだまだ伸びていくと思います。
実はオープン前の事前売上シミュレーションで
私が提案したのは、月商約516万円。
今のところほぼぴったりです。
このお店は青果卸が経営する飲食店で、
今回飲食には新規参入です。
初めての飲食店ですが、
いろいろな専門家の力と店長の努力で
良いスタートダッシュがきれました。
新店を成功に導けるかどうかは、
実はそれ以前に決まっています!
何が売りで今回勝負するのか、
ここが弱いと当然繁盛店にはなりません。
ビジネスモデルの設計段階で
勝負は9割以上決まると思ってください。
多くの飲食企業が事前に
コンセプトやターゲットは決めていると思いますが、
差別化ポイントを3つ以上決めていますか?
私は最低でも3つくらい差別化ポイントを用意します!
新店のお仕事の際は、
自信のある差別化ポイントが3つくらい言えないと
勝負するのは正直怖いです。
今回はどんな3つかと言うと、
1.フルーツパフェとサラダプレートに特化
⇒青果卸直営を活かして、メニュー戦略はフルーツパフェとサラダプレートに特化する。
普通のメニューを出しても特徴が出ない。
オペレーションを無駄に増やさない。
フルーツパフェとサラダプレートならこのお店と言われるような
ボリューム、鮮度、季節感を出す。
2.ボリューム感(お値打ち感)
⇒青果卸直営仕入力を最大限活かす。ボリュームによるお値打ち感で勝負。
いちごパフェは器一面にいちごを盛りだくさん使用して、
高さも24㎝ありながら、価格は1,700円(税抜)で提供しています。
3.季節感(変化性)
⇒季節のフルーツを使ったパフェ、季節の野菜を使ったサラダプレートを
一番商品にする。
季節によって一番商品の内容が変わることにより、飽きさせない。
高い来店頻度を持続する。
スターバックスは年間15回以上新作フラペチーノを出すことで、
来店頻度をキープしています。
この3つを最初から決めた上で、
店頭・売場づくり、メニュー・商品づくり、接客サービスを
組み立てています。
スタッフが自店の差別化ポイントを理解しているので、
ここだけは踏み外さないで進むことができます。
新店を成功させるためには、
コンセプト、ターゲット、そして3つ以上の差別化ポイントです。
差別化ポイントは、
当然その市場と競合店、自社の強みを知らないと作れません。
勝負は出店前に9割以上決まっている!
それではまた。
P.S.上記の新店の成功事例を含めて、
マーケティングに特化したセミナーを東京で開催します。
4月19日(水)です。
ご興味のある方は是非参加して、
マーケティングにどっぷり浸かる一日にしてください。
【セミナー概要】
第35回五感刺激マーケティング戦略セミナー
日時:2023年4月19日(水)12:00~17:20 会場:大手町サンケイプラザ(東京駅から徒歩7分)
参加料金:1名様32,800円、2名様目28,800円、3名様以降1名当たり25,800円
お問合せ先TEL:06-6829-7853(平日10~17時、担当:ヒラマツ、ショウジマ、カワベ)
セミナー詳細:https://bit.ly/3ZQrQ4b