多くの飲食チェーンが陥る罠
大手居酒屋チェーンの苦戦が続いています。
各社のホームページを見ると、
鳥貴族は既存店の昨対売上ダウンはもう一年以上続いています。
串カツ田中も何かと話題には上りますが、
この半年間はずっと昨対売上ダウンです。
磯丸水産は昨対売上ダウンからか
鳥良商店へのリニューアルが進んでいます。
居酒屋業界は、ここ数年業界全体が厳しいと言われてきました。
しかし、
私のお付き合い先の居酒屋は、
五感刺激マーケティングを導入して、
ほとんどの店舗が
昨対売上アップを達成しているのも事実です。
中には昨対120%以上を達成しているお店もあります。
この結果の違いは何でしょうか?
居酒屋に限らず、今苦戦している
多くの飲食チェーンが
陥っている罠があります。
それは、
差別化が消える方向に向かっているということです。
例えば、こういう感じです。
人が獲得できない
↓
少人数で回せるようにする
↓
タッチパネルを導入する(サービスの排除)
↓
メニューを絞る(手間のかかる商品はやらない)
↓
他店と同質化する
↓
売上が下がる
人が獲得できないという時代背景を理由に
どんどん仕事が省人化、簡略化し、
その結果、
他店と差別化が無くなっていっているのです。
このパターンに入ると、
一時的な利益改善にはなりますが、
売上ダウンに歯止めがきかなくなり、
結果どん底まで落ちていきます。
理性的に考えれば、
人がとれない今の時代は、
少人数で回せる店づくりが正解となります。
しかし、
この誰でも同じ正解を導き出す
“正解のコモディティ化”
が差別化を消していっているのです。
これからの時代は、
他と同じ正解を導いてはいけません。
普通に考えた時の正解は
長期的に見た時の不正解になります!
今業績を伸ばしているお店は、
鮮度感の訴求や
店内の市場感、
美味しさ説明など
美味しさに直結する営業をしっかりやっているお店です。
そういった
美味しさを感じる店づくりをしていけば、
まだまだ業績は伸ばしていけます。
次の10月のセミナーでは、
大手チェーン店を引き合いに出しながら
苦戦している理由や
逆に伸びている理由を明確にしていきます。
今回分析した企業は、
鳥貴族、串カツ田中、磯丸水産、
焼肉きんぐ、大戸屋、やよい軒などです。
これらのお店を解説した上で、
繁盛法則をルール化しましたので、
それを次回セミナーでお届けします。
「なぜ、あのお店が繁盛するのか」
それが明確になると思いますよ。
是非楽しみにしていてください。
それではセミナーのご案内です。
10月16日(水)に東京で開催します。
開催まであと1ヵ月ちょっとです。
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それではまた。
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