中途半端な世界観では繁盛しない

中途半端な世界観では繁盛しない

2021年8月31日

先日すかいらーくが運営している
ハワイアンダイニングカフェ
ラ・オハナに行ってきました。

ガストからのリニューアルで
今年の3月にオープンしたお店です。

日曜日の昼頃に行きましたが、
ちょうど満席くらいの状況でした。
おそらくガストの時よりは入っていると思います。

メニューとしては、
ハワイコンセプトのレストランですね。
カフェというよりかは、
食事メニューの充実したレストランの印象です。

ステーキ、ハンバーグ、ハンバーガー、パスタ、
パンケーキ、パフェなどがあります。

ハワイコンセプトのレストランはすごく魅力的だと思います。
一種のテーマレストランですが、
人の心を潤す魅力がありますし、
特に海外旅行が難しい今は
非日常感を楽しめる良いコンセプトです。

しかし、ハワイの世界観の表現としては、
全体的に中途半端でした。

店内においては、天井は低く、窓面が少ない。
開放感がありません。

接客は「アロハ~」とは言うものの、
フレンドリーさは感じません。

商品はアメリカならではのダイナミックさ、
ボリューム感が弱く、
品質もアメリカ感がありません。
日本の他の飲食店でも
食べたことあるようなステーキとハンバーグでした。

もっとハワイの魅力を掘り下げて
徹底して形にしなければ、
この業態は厳しいと思います。

ガストからのローコストでの出店にこだわっていると、
店内の世界観は徹底できないでしょう。

今回のラ・オハナの事例は
コンセプトは素晴らしいです。
しかし、それをお店で徹底して表現できておらず
魅力が伝わらない。
その結果、リピーターが増えない。
という感じですね。

実はこういったお店はたくさんあります!
悪いのはコンセプトではありません。
その世界観の徹底力ですね。

これに比べて
トリドールさんがやっているコナズ珈琲は
さすがですね。
開放感のある店内に
客席から見えるハワイっぽいお庭。
入店第一印象のコーヒーの香り。
世界観はかなり徹底されているように思います。

是非参考にしてみてください。

それではまた。

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