【飲食店向け】もう一歩深掘りした新型コロナウィルス対策

【飲食店向け】もう一歩深掘りした新型コロナウィルス対策

2020年3月26日

最近はこの
新型コロナウィルスの影響を
細かく分析していっています。

どの業態の落ち込みが大きくて、
逆にどの業態が健闘しているのか、
調子の良い業態は何か、

どの客層が動いていて、
どの客層が動いていないのか、
などを考えてピンポイントで対策するようにしています。

私がこれまでに集めた情報を分析すると、
傾向としては、
大箱居酒屋が最も苦戦しています。
昨対売上50%以上ダウンのお店もあります。

これは大型宴会のキャンセル、
宴会の自粛が大きいです。

逆に焼肉店は健闘しています。
昨対売上でも昨年並みか
1割ダウンとかで動いています。

焼肉店がなぜ健闘しているのか、
これはおそらく、
店内にダクトがあるからでしょう。
各客席にダクトがあることで、
換気ができているというイメージがある。

政府が言っている3つの条件が重なっている場所が今避けられています。
1.密室空間であり換気が悪い
2.手の届く距離に多くの人がいる
3.近距離での会話や発声がある

これを逆手にとった対策をしていく必要があります。
上記の3条件になぞって言うと、
1.開放空間もしくは換気が良い空間
2.人口密度が低い、距離をとっている空間
3.人との接触が少ないもの

それぞれに対して具体的な対策をしていきましょう!

例えば、
人との接触が少ないものを
メニューで考えると、
パーソナルな食事というのが考えられます。

居酒屋のように皆で一つの商品をシェアするのを
グループの食事だとすると、
定食や会席コースなんかは個人個人の
パーソナルな食事です。

グループの食事、
例えば、鍋なんかは多くの人が
菜箸やトングを触りますよね。

それに比べて定食は
他の人が触らない。
触るのは、お店のスタッフと自分だけですね。

どちらのイメージが今良いかということです。

このパーソナルな食事動機を
どうやったら獲得できるのか、
これが新型コロナ対策の一つだと思って、
各お付き合い先で提案していっています。

居酒屋やビュッフェなど
落ち込みが大きい業態でも
このパーソナルな食事メニューを
是非開発してみてください。

きっと反応が得られるでしょう。

そして、
先ほどあげた
開放空間、換気が良い空間であることや
人口密度が低い、距離をとっている空間であることも
同時に対策していきましょう!

それぞれに対して具体的な行動を決め、
それをお客様に店頭や店内POP、WEBサイト、SNSなどで
伝えていってください。

あとはもちろん、
巣ごもり消費の獲得ですね。
お弁当などのテイクアウトやデリバリーも
できるだけやっていくべきです!

この戦いは長期化の臭いがするので、
事態が収束するのを待つという
「待ちの姿勢」が最も危険です。

売上をどう取り返すのか、
その行動力が今後の業績を決めるでしょう。

それではまた。

Posted in マーケティング理論, メニュー・商品政策 | Tagged , , , , ,