たまには不振店を見に行け!

たまには不振店を見に行け!

2020年1月14日

先日、天ぷら定食店の視察に行きました。
日を変えて2店舗見ました。

A店は、近所でも有名な繁盛店です。
B店は、立地はA店よりも良いのですが、
集客は苦戦しています。
おそらくA店の半分くらいの客数です。

いずれも私の自宅から近くで、
郊外ロードサイドのお店です。
価格帯もほぼ同じ。どちらも客単価900円くらい。
そしてどちらも天ぷら定食専門店です。

A店は、
揚げたての天ぷらを揚がった順から提供してくれる
福岡のひらおスタイルのお店です。

アツアツ揚げたてです。
食感を意識しているのか、
天ぷらはカリカリ、サクサクです。
一つ一つの具材も大きくお値打ち感があります。

売場カウンターの中で
職人っぽい人が揚げています。
店内も天ぷらの臭いが充満していて、
専門店らしさを感じます。

それに対して
B店は、提供スタイルは揚がった順ではなく、
商品がすべて揚がってから提供するスタイルです。
定食店のように一回でどんと出てきます。

商品の具材は大きくお値打ちでした。
天ぷらもA店ほどではないですが、サクサクしています。

売場はこちらも大型カウンターの中で
パートさんが揚げています。

B店は生活道路沿いの
交通量の多いロードサイド沿い。

A店はほとんど車通りのない
ロードサイド沿い。

しかし、客数はA店の方が2倍以上多い。

この2店舗の決定的な違いは何なのか?

一つは提供スタイル。
揚がった順に出してくれるA店と
すべて揚がってから提供するB店。

揚げたてアツアツが伝わるのは、もちろんA店です。

そしてもう一つ。

それは、素材の品質、鮮度でした。

A店の素材は新鮮で、
食べた時に素材から出る水分があります。
素材の一つ一つが美味しく飽きません。
天ぷらのネタである野菜も魚介も肉も鮮度が高い。

しかし、B店は素材の鮮度が低い。
おそらく冷凍ものを使用しています。
野菜も魚介も新鮮さがなく、美味しくありません。
食べた時の素材の美味しさが全く違うのです。

ボリュームや価格では大差はありません。
オープンキッチンもどちらもそうです。
しかし、素材が違いました。

このように繁盛店と不振店、
短期間のうちにどちらも行って比較することが重要です。

繁盛店ばかり見ていても、
集客力を左右する
最重要ポイントは見えて来ません。

同一商圏内の繁盛店と
不振店を見ることで、
決定的な違いが見えて来ます!

天ぷら定食店においては、
「素材の鮮度」が重要だとわかりました。

たまには
不振店にも行きましょう!

それではまた。

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