消費税増税に向けて

消費税増税に向けて

2019年7月9日

今クライアント先では、
10月の消費税増税に向けて
メニュー変更や価格調整など進めていっております。

一般的には、
消費税分の値上げが多いと思いますが、
私のお付き合い先では、
商品のブラッシュアップや
新メニューなども投入して
メニューのプチリニューアルの方向で進めています。

消費税が上がる前のこの時期に
価格を見直すお店は多いと思います。

その際に気をつけて欲しいのは、
何も考えずに一律値上げするです。

特に、
“安さ”を売りにしているお店なんかは危険です。

低価格食べ放題店、
低価格のファーストフード店、
298円均一居酒屋や
ドリンクの安さで集客している居酒屋、
など。

こういったお店は
値上げしてしまうと、
自店の売りが消えてしまう恐れがあります。

自店の売りが消えると、
集客力の大幅な低下を招きます。

ですから、
慎重にならないといけません。

特に、
下記のことは抑えておく必要があります。

1.中心価格帯は変えない
⇒500円帯が中心価格帯の居酒屋ならそこは変えない。

2.集客商品の価格は変えない
⇒集客フックになっている価格はいじらない。

3.ボリューム感は下げない
⇒見た目のボリューム感の低下は、集客力低下に直結します。

これは守った方が良いです。

ではどうすれば良いのか?

「高粗利の一番商品、主力商品の開発」

これが必要です!

例えば、
焼鳥店なら「手羽先の唐揚げ」を次の主力商品に育てる
焼肉店なら「低温調理の刺身」を次の主力商品に育てる
など。

こういった取り組みの中で
生産性を下げないということが常に重要です。

安直な値上げは最も簡単な方法です。
最も簡単な方法は誰もが思いつくということです。
そこに次の可能性はありません。

知恵を絞り、
他店がまだ見えていないやり方をするから
成果になるのです。

それではまた。

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