郊外型うどん店で月商1,279万円!

郊外型うどん店で月商1,279万円!

2023年2月19日

私の最も長いお付き合い先で、
郊外型うどん店を
4店舗経営されている会社があります。

もう15年以上のお付き合いです。

そのうちの1店舗で
おそらく過去最高だと思うのですが、
この12月に月商1,279万円を記録しました。

90席のお店です。

郊外型うどん店の売上としては、
なかなかの数字だと思います。

なぜ、ここに来て
過去最高月商となったのか。

これは、昨年7月に実施した値上げによるものが大きいと思っています。
昨年の7月にこのお店は平均で約7~8%単価を上げました。
実際の客単価もそれと同じくらい上がりました。

その結果、客数が落ちずに売上が伸びています。

客数を落とさずに、値上げを成功させるコツですが、
これは価値を落とさないことと
差別化を失わないことです。

価値を落とさないというのは、
値上げ以外の
ボリュームダウンとか
品揃えの減少とか
サービスの排除とか
経費削減には繋がるけど、
お店としての価値が下がることはしないということです。

そして、差別化を失わないということですが、
これは、まず自店の差別化要素が
何なのかを自覚していないといけません。

そうしないと、それを捨ててしまいます。

この私のお付き合い先のうどん店の差別化は、
大きく3つあります。

1.商品のボリューム
2.定食メニューの充実
3.無料総菜7種

いずれもやり続けるのは、
大変ですし、
食材高騰ですので、どれかをやめたくなります。

しかし、これは差別化要素、
つまり集客装置なので、
絶対やめてはいけません。

これがポイントです!

ですから、私は一昨年に
食材高騰の問題が出た時くらいから
値上げ以外の経費削減策はとらない方が良いと
お付き合い先には話していました。

みんなこれで大ダメージを受けています。
差別化を捨てた飲食店の業績の落ち方はヤバいです。
今のスシローの客数ダウンは、
値上げによるものではなく、
差別化を捨てたことだと私は思っています。

品揃えも、レーンづくりも、サービスも
以前とは全く違います。

まずは自店の差別化要素を整理するところから
初めてみてください。

今度4/19(水)のセミナーでも
このあたりの話をします。
是非ご参加ください。
https://bit.ly/3YDVqJU

それではまた。

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