これから生き残れないお店とは?!

これから生き残れないお店とは?!

2016年11月12日

先日お付き合い先の社長と繁盛居酒屋を回っていました。

2店舗連続で競合している焼鳥居酒屋に入ったのですが、
そこで気づいた事をお伝えします。

A店は地元で古くから根付いている焼鳥居酒屋です。
創業35年です。

ドミナント出店で同じ市内に約25店舗展開しているお店です。
こちらはフードメニューの8割が串ものメニューで
焼鳥専門店という雰囲気です。

売場は明るくて、店内入口付近に炭火の焼き台、実演調理です。

予想ですが、客単価は約2,000円前後で客層は若者中心です。

B店はここ10年で一気に伸びている新興勢力です。
創業12年です。

こちらもドミナント出店で同一市内に約20店舗の布陣です。

こちらは焼鳥を主力とした総合居酒屋で
メニューバリエーションが豊富です。
刺身や焼き魚、鍋もあります。

売場は少し暗めで、キッチンは奥にあります。

こちらも客単価は2,000円前後と予想します。
客層は若者中心です。

どちらも繁盛店です。
平日でどちらもピークタイムはウェイティングが出ていました。

ただし、私には皮肉にも勢いの差、実力の差を感じました。

その差は何の差は何でしょうか?

どちらも安くて繁盛店です。
しかし、B店が後発ながら伸びた理由を感じたのです。

・・・・・・

メニューの豊富さではありません。

それは「主力商品の鮮度の高さ」です。

B店が伸びた理由、それは
焼鳥の鮮度の高さです。

食べた瞬間、肉汁がしっかり出てきます。
明らかに美味しいです。

A店はそれに比べると、少し鮮度が低い。
おそらく冷凍しているのでしょう。

安く飲めて、実演で良いお店ですが、
鮮度が低い。

創業35年で地元ではソウルフード的な
ポジションを確立していますが、
これからはどうなのか。

B店の追随を許したその真の理由と
それを改善しない限り
この先は厳しくなるのでは?!
と感じざるを得ません!

私と一緒にその2つのお店を回った
年商20億円の居酒屋経営者も
同じことを感じたようです。

今の繁盛に惑わされてはいけません。

今の時流は何なのか?
なぜ、流行っているのか?

そういったことをしっかり考えて
一つ一つ自分なりの答えを出していきましょう。

その訓練が未来を作ります。

それではまた。

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