アフターコロナの飲食業界

アフターコロナの飲食業界

2020年4月27日

コロナの影響で
飲食業界でもいろいろな変化が起こっています。

テイクアウトの参入、強化をはじめ、
SNSへの参入、告知活動、
資金調達、
極端な経費削減
などなど。

変化しなければ、生き残れない。

そんな状況です。

そこで今日は
もうしばらくしてやってくる
アフターコロナ、withコロナの時代に、
飲食業界で起こる変化を予測していこうと思います。

①テイクアウトの定着化

この外食産業でも、コロナの影響で
持ち帰りへの取り組みが本格化しました。

それまでテイクアウトをしなかったお店が
この分野にがっつり参入して取り組んでいます。

そして中には、
お店の通常営業並みに売っている事例も
出てきました。

そこで、おそらく、テイクアウトを
コロナ後もやり続けるお店は多数あると予測します。

飲食店のテイクアウトが
コンビニ弁当や弁当店と比較されたり、
惣菜店やスーパーの総菜と比較されたり
ということが起こると思います。

ですので、飲食業界が中食市場に参入し、
定着すると思います。

飲食店としては、
中食業界との差別化をしっかり考えて
商品開発をする必要があります。

②顧客接点のデジタル化

今回のコロナで、
ツールとして非常に有効なのは、
メール販促、LINE、フェイスブック、インスタ、アプリなどの
デジタル会員のツールです。

即時性があって、
頻度高く告知できて、
顧客が家にいても見られる。

会員数が多いお店ほど
その威力を体感していると思います!

テイクアウト告知でも、
会員数の多いお店には、
それだけでかなりの売上貢献がありました。

そして、このコロナ禍で
顧客接点のデジタル化に参入している
お店も増えてきています。

これも定着するでしょう!

これはとにかく会員数が肝になるので、
積極的に名簿を集める仕掛けをしていく必要があります。

③オンライン会議

私たちもそうですが、
飲食企業でも、
オンライン会議への取り組みをし始めた会社もあります。

スカイプやzoomで店長と繋げてビデオ会議をしたり、
最も手軽なのはLINEのビデオ電話ですね。

直接会わなくても、
ビデオ会議でミーティングをして、
その後電話やメールで詳細の詰めをする。

こういうやり方でも、
ミーティングができるということを体感した
企業は多いと思います。

この流れも一部残るでしょう。

毎回直接会わなくても、ビデオ会議で済ます。
それが一つの選択肢になってくると思います。

そして、アフターコロナで
飲食店としてより重要になってくるのは、

④空間×サービスの体験価値
です。

テイクアウトでも、デリバリーでも体験できない
付加価値の追求です。

これがあるから飲食店に行くという価値ですね。

それは、空間とサービスによって作られる独自体験です!

この独自体験があるのは、このお店だけ。
そういった価値の追求が繁盛店になるでしょう。

私たちが提唱している
「五感刺激マーケティング」は
まさにこれに対応しています!

そのお店だから見られる調理実演、
そのお店だけの目の前サービス、
インパクトのある盛付、
スタッフの笑顔、元気、
・・・

空間とサービスによって創り出される
「驚き」と「興奮」

これこそが飲食店としての価値。

商品だけ、胃袋を満たすだけのお店の価値は、
このコロナで更に低くなったと感じています。

私はやっぱり
飲食店は最も身近なレジャーだと思うんですね。

今、日本中がレジャーを我慢していますし、
控えています。

アフターコロナでは、
最も身近なレジャーである飲食店には
多数のお客様がご来店されるでしょう!!

その時に「驚き」と「興奮」を与えられるように
今準備をしましょう!!

それではまた。

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