五感刺激マーケティングは「コト消費」

五感刺激マーケティングは「コト消費」

2020年1月31日

私たちは、
五感刺激マーケティング
(お客様の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を
刺激して食欲を刺激し、本物感を体験させ、
リピートにつなげるマーケティング手法)を使って、
既存店の業績アップや繁盛店づくりのお手伝いを
させてもらっているのですが、
なぜこれで業績が上がるかというのを解説します。

これは以前から言われていることですが、
モノからコトへ、
モノ消費からコト消費へ
という言葉がありますが、
これは、
モノよりも経験や体験にお金を使う人が
増えていることを意味します。

例えば、10万円というお金があった時に、
服よりも海外旅行に使うという人は、
最もわかりやすいコト消費型の人です。

しかし、本当の意味でのコト消費というのは、
そのモノを通じて得られる体験や情緒的価値にお金を払う、
こういう人も
コト消費型なのではないでしょうか。

例えば、ある特定のブランドの服が好きな人は、
その服に何万とか何十万とかのお金を遣います。
これは服の持つ機能ではなく、
そのブランドイメージや見た目のおしゃれさ、
その服を着ているという優越感が
欲しくて買うという要素が強いです。
これはその服を通じて得られる体験を買っていますよね。

逆に、服の持つ機能性や生地とか価格とかを重視する人は
モノ消費型です。

こういう方は服に関しては
ファストファッションで十分と思っているでしょう。

車も同じですね。
モノ消費型の人からすれば、
乗れれば良いと考えています。

しかし、コト消費型の人は、
その車の持っているブランドイメージがかっこ良い、
その車に乗っているだけでテンションが上がる。
そういう情緒的な部分を求めています。

世の中全体の動向としては
モノからコトへ動いているのは事実としてあります。

飲食店についても考えてみましょう。
胃袋を満たせば良い。
これは典型的なモノ消費型の思考ですよね。

しかし、この考え方の人を相手にしてしまうと、
価格競争に巻き込まれますし、
何といっても中食と競合します。

飲食店よりもっと安いコンビニのおにぎりで十分とか。

ですから、飲食店の中で
安さという価格競争で勝っても、
別のライバルと戦わないといけないんですね。

昨年の軽減税率の措置で安さ重視の人は
更に中食に流れます。

それを考えると、
安さで勝負するのはよくないです。
いずれもっと安いところに負けます。

ですから、飲食店で生き残る道は、
コト消費のお客様を徹底的に集めること、
コト消費に転換することです。

このお店に行くと楽しい、美味しい、
元気になれる、胸を張れる、くつろげる、
など、情緒的価値が得られるお店。

そこを目指すべきです!

その情緒的価値を作るために、
方法論として、
私たちの五感刺激マーケティングがあるのです。

機能や価格、立地ではないところで勝負する。

これは難しい分、他社が真似しにくいのです。

しかも情緒的価値に惹かれてやってきた
お客様は多少の単価アップにもついてきてくれます!

飲食店は
機能や価格、立地ではなく、
そこで得られる体験で勝負する。

それがこれからの繁盛店です!

それではまた。

Posted in マーケティング理論 | Tagged , , , , ,