トリドールホールディングス粟田社長のご講演より

トリドールホールディングス粟田社長のご講演より

2019年12月15日

先日12月11日に私たちの長年の
お付き合い先であり、
また経営戦略クラブ
https://bit.ly/2LXuK3t
の会員様である
(株)トリドールホールディングスの粟田社長
にゲスト講師としてご講演をお願いしました。

トリドールのこれまでの成長ストーリーや
何にこだわって今までやってきたのか、
そして将来のビジョンとして今何を考えているのか
など、質疑応答を含めて約1時間40分お話し頂きました。

約80名の方にご参加頂き、
大好評のうちに終了しました。

粟田社長、誠にありがとうございました!!

(株)トリドールホールディングスは、
2019年3月期で
年商が約1450億円、店舗数が1678店舗(国内1103店、海外575店)
の大企業です。

国内の外食産業の売上ランキングでは、
サイゼリヤに次いで第8位です!

主力の業態はもちろん「丸亀製麺」ですね。
丸亀製麺だけのセグメント売上は
約899億円、利益率は13.8%あるようです。
(2019年3月期決算説明資料より)

一代でここまで作り上げた
粟田社長の講演は本当に素晴らしく、
心に突き刺さりました!

内容の詳細はここでは公表できませんが、
その話を聞いて私が特に感じたことを書きたいと思います。

まず、粟田社長は
あくまで集客最優先であることです。

とにかく客数です!
それが無ければ何も始まらないということです。

お客様が来るのであれば、
非効率なことでもやり続けるのがトリドールです。

これはCMでも言っていることですが、
丸亀製麺には
セントラルキッチンはありません。

すべてのお店で粉から麺を作っています。

あの規模になれば、
セントラルキッチンで麺を作って、
それを配送すれば、生産性は上がるでしょう。

品質もブレませんし、
麺に関する人材育成も必要なくなります。
多店舗化する上で
会社にとっては都合が良いはずです。

しかし、それをしないところが重要なんです。

集客においてそのやり方は正しいかどうか
それが最優先なんですね。

生産性とか効率とかオペレーションの前に
集客なんですね!

そこがブレていない。

その結果が今の成長につながっています。

多店舗化を目指す多くの飲食企業が
必ずと言っていいほど、効率化を考えます。
それは悪くないですが、
集客を多少犠牲にしてでも効率化に走ってしまう。

人材育成をしなくて良いやり方を考えて、
出店を急ぎます。
セントラルキッチン、
タッチパネル、
安売り、
・・・

それをしてきた企業は今どうなっていますか?

はっきり言います。
ほぼ苦戦しています!
既存店の売上が落ち続けています。

もうそれではこの先成長しません!

集客において重要なことをやり続け、
人材育成をやり続ける。
人材育成における仕組みをつくり、
他社がなかなか真似できないレベルの営業をする。
そして人材採用ができて、
離職率の低い会社がこれから伸びる飲食企業です。

あとはそれをどうやっていくかですね。
この理想形に対する答えを
あきらめずに探して実行するしかありません!!

そしてこれを
やりきった会社が
次の勝者になるのは間違いなさそうです。

それではまた。

P.S.
(株)トリドールホールディングスの粟田社長も
参加されている経営戦略クラブとは、
年8回の勉強会で現在約40名の方が参加しています。

いずれも場所は東京で私たちコンサルタントの話や
成長著しい企業の経営者様の話が聞けます!

2回に1回は全体の懇親会もやっているので、
参加者様同士でも仲良くなりますし、情報交換できますよ。

https://bit.ly/2LXuK3t

ご興味のある方は一度こちらまでご連絡ください。
もっと詳しくご説明します。
info@foodboros.co.jp

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