「ファンづくり」マーケティングの第一歩目

「ファンづくり」マーケティングの第一歩目

2020年5月19日

前回このメルマガでファンづくりの話を
書いたのですが、反響があったので、
もっと深掘りして考えていこうと思います。

お客様をファン化するためには、
その店の商品ストーリーを伝えたり、
個性的なサービスをしたり、
はたまたファンが参加できるイベントを企画したりなど
テクニック的なことはあると思いますが、
それよりもまず
「スタッフがその会社やお店を誇れること」
が重要だと考えます。

休みの日にお店のスタッフが友人を連れてお店に行く。
その中で、自然と
「うちの〇〇めちゃくちゃ新鮮で美味しいから、食べてみて。」
とか言ったら、
それを聞いた友人は
この人自分の店によっぽど自信があるんだなと思うでしょう。

そして実際食べて美味しかった。
そうなればその友人もまた別の誰かを連れて
そのお店に行くようになるでしょう。

つまり、勝手に広がっていくんです。

逆に、自分の店に誇りを持てないスタッフが
多数働いていて、
休日にお店に食べに行かない。
特に誰にもおすすめしない。

さらにスタッフが悪い噂を広めていたらどうなりますか?
それを聞いた人は
またその悪い噂を他の誰かに言うかもしれません。

この影響力を飲食店は
甘く見てはいけない!

社員、アルバイト合わせて
30人くらいのスタッフが働いているとします。

一人が10人に良い噂をすれば300人に良い口コミが届きます。

さらにSNSの時代です。
スタッフ一人一人がSNSで発信すれば、
その数は莫大な数になっていきますね。
一人100人にリーチできるとしても、
3000人です。

その影響力は多大なものになるのです。

特に地方で飲食店をチェーン展開している会社は、
この影響力を活かすことを考えてください。

「近き者よろこび、遠き者来る」
という孔子の言葉があります。
これは、
近くの人が喜べば遠くの人もやってくる。
という意味です。

まさに飲食店はこれですね。

飲食店において近き者は誰ですか?
社員やパート・アルバイトです。

近い顧客=従業員
です。

顧客のファンづくりの前に、
実はスタッフのファンづくりが
ファンづくりマーケティングの第一歩目だと思うんですね。

一番近くの人は楽しんでいますか?

お店や会社に誇りを持てていますか?

アフターコロナ、ウィズコロナの時代は、
ファンをつくれる飲食店が勝つ
と考えています。

それではまた。

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