逸材をとり、逸材の流出を防げ

逸材をとり、逸材の流出を防げ

2017年1月4日

コンサルタントとしても、そして経営者としても、
もっと言うと、前職のサラリーマン時代からも、
組織を拡大していく上で気を付けていることがあります。

正確に言うと、
組織拡大のために、
外してはいけない、
失敗できないポイントがあります。

前職時代は、船井総研の飲食グループにいましたが、
私が在籍していた11年間で、
そのグループの規模は、売上、社員数共に約3倍になりました。

もちろん、これは私だけの力ではありませんし、
私がグループのトップだった訳ではありません。

私はチームリーダーという立場で
飲食グループの
採用やスカウト、面接には
わりと関わってやっていました。

その中で気を付けていたことがあります。

それは、

『逸材をとり、逸材の流出を防ぐこと』

です。

“企業は人なり”

これは誰もが聞いたことのある言葉だと思いますが、
それをやっていて、
やはりそうだよなといつも実感しています。

しかし、どんな人でも良いわけではありません。

人材は逆に触れると、尻拭いが大変です。

悪い人を採用してしまうと、
悪い影響を受ける人が出始め、
元に戻すのにも一苦労です。

ですから、採用ミスはなるべく避けなければいけません。

悪い人の採用はとりあえずしないようになっても、
普通レベルの人材だけでは
組織は大きくなりません。

必要なのは『逸材』です。

逸材を採用し、その流出を防ぐこと。

これが組織拡大のために
私は最も重要だと思っています。

中小企業で元気のある会社の場合、
社長は優秀であることが多いです。

しかし、もっと会社を大きくしようと思ったら
一人の力では不可能です。

会社の右腕、左腕にも優秀な人が必要なのです。

なぜなら、
人はそれぞれ持って生まれた長所があり、
それは人それぞれ違うからです。

自分がすべて得意だと思わないでください。

そんな人はいません。

自分がすべてできると思っている人は
自分を客観視できていません。

得意な部分は得意な人に任せる。
これは基本です。

経営者であるならば、
自分の長所を把握した上で
自分の長所とは違う長所を持った優秀な人材を
右腕、左腕に置く。

これができれば、私は飲食企業の場合、
年商20億円ぐらいの会社になるのではないか
と思っています。

これは10年以上、
飲食企業のコンサルタントをしてきた経験則で
そう思います。

年商10億円に満たない会社は
実はそれができていないとも思うのです。

もちろん、年商10億円に到達するためには、
儲かるビジネスモデルは最低一つ必要です。

その次は『逸材』です。

この『逸材』は給料の何倍もの価値を
会社にもたらすはずです(^.^)

ですから、そういう人が採用できたら、
その人が辞めないように
経営者は考えて動きましょう!!

後の祭りにならないように
努力しましょう!!

それではまた。

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