街の餃子屋がやっている中華料理店

街の餃子屋がやっている中華料理店

2019年2月12日

ぎょうざの満洲
このお店を皆様ご存じでしょうか?

近年、急成長している
大衆中華料理のチェーン店です。

現在は80店舗を超え、
私の住んでいる大阪でも
店舗数を伸ばしています。

これまでこのマーケットは、
餃子の王将や大阪王将などの
プレイヤーが幅をきかせていました。

そこに割って入ったのが
ぎょうざの満洲という
ことになります。

このお店は今までの大手チェーン店と違い、
“街の餃子屋”
という見せ方で運営しています。

入口すぐには
餃子や生麺などが入った
大型の冷凍冷蔵ショーケースと
レジがあり、
物販の顔をしています。

奥に入っていくと
客席があり、
席間が狭く、大衆感があります。

店内は明るく、白色で、
工場らしい雰囲気があります。

店内のいたるところで
餃子の特売日を告知しています。
週に2回は餃子の持ち帰りが安くなるようです。

飲食の方のメニューは、
餃子6個220円をはじめ、
ラーメン420円、チャーハン450円など
があります。
いずれも安く、日常的に使えるお店です。

店内のレイアウト、雰囲気、価格、
いずれをとっても
街の餃子屋のイメージで運営しています。

私は繰り返し、
セミナーやメルマガ、本などでも
今の飲食店は、
「鮮度感」と「本物感」が
時流だと言ってきましたが、
そのどちらも
このぎょうざの満洲は兼ね備えています。

中華料理店の一商品としての餃子ではなく、
餃子屋がやっている餃子
なのです。

餃子屋がやっている餃子の方が
本格的な餃子の印象付けができます。

テイクアウトもしてみたくなります。

鮮度感、本物感を出すためには、
一つ上流の見せ方をするのがポイントです。

肉屋がやっている焼肉店
魚屋がやっている海鮮居酒屋、
製麺所がやっているうどん店、
などです。

こんな見せ方で
繁盛しているお店は
実はたくさん出てきています。

是非参考にしてみてください。

それではまた。

Posted in マーケティング理論, メニュー・商品政策, 今注目のビジネスモデル, 大阪, 店頭・売場づくり強化, 東京 | Tagged , , , , ,