4店舗中4店舗が過去最高月商のうどん店

4店舗中4店舗が過去最高月商のうどん店

2024年2月13日

今私の一番古いクライアント先で
15年以上のお付き合いがあるうどん店があります。

福岡県の郊外ロードサイドで
うどん店を4店舗展開されております。

こちらの昨年12月の売上が、
過去最高となりました。

しかも、4店舗中4店舗が過去最高月商でした。

本店にいたっては、
30年くらい営業しての過去最高です。
金額も90席で1,500万円(税込)を超えていました。

偉業ですよね。

大手も含めてここ最近の飲食店の数字を見ていると、
勝ち負けがはっきりしているということを感じます。
さらに、勝ち組は過去最高が出ています。

勝ち組飲食店になるための取り組みを
このうどん店ではずっとやってきました。

それが実ってきているという実感があります。

さて、このうどん店がなぜ、
4店舗4店舗で過去最高月商を出せたのか?

大きく3つあります。

1.他店と明確に差別化できている

このお店の強みは1,000円で満腹、満足できることです。
ボリュームは他店よりも少し多めにつけています。
店内には無料のお惣菜が7種あり、
一回の食事で種類もたくさん食べられます。
そしてメニューの約9割が1,000円以下です。
1,000円で満腹、満足を追求しています。

2.値上げしても客数が落ちない

外食としての価値が高いから多少の値上げでは客数が落ちません。
昨年10月頃に食材高騰のため、少し値上げをしました。
それをしても客数は落ちていませんし、むしろ伸び続けています。
過去最高月商を更新する為には、
この値上げを受け入れてもらえるだけの価値が必要です。

ポイントは外食としての価値です。
できたて手作りの美味しい料理、迫力のある調理実演、元気の良い接客など中食や内食では出せない価値の追求、これはもうめちゃくちゃく重要です。

3.テイクアウトが強い

テイクアウトはコロナ前と比べると、確実にマーケットが大きくなっています。
このうどん店は元々テイクアウトも強かったんですね。
本店では、売上の約2割がテイクアウトです。

持ち帰りマーケットの増大により、
大手チェーンでもテイクアウトの強い飲食店が過去最高を出していますよね。
マクドナルドや餃子の王将です。

ですので、テイクアウトマーケットをとれると強いということは確実に言えます。
今後もそれは言えるので、テイクアウトがとれる業態や立地では
強化した方が良いです。

このうどん店が過去最高月商を出せた理由は、
差別化、客単価アップ、テイクアウトの伸長です。

今期も過去最高売上、利益を狙いたいと思います。

それではまた。

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