ベンチマーク先を超える

ベンチマーク先を超える

2023年6月22日

ここ2カ月で新規のクライアント先が4社増えました。
そしてそのうち3社は、新業態開発の仕事で
ご依頼を頂いております。

最近は既存店活性化よりも業態開発の仕事が
私の場合は増えてきています。

既存のクライアント先でも2社で
新業態の話が進んでいるので、
個人的には今5つの新業態開発の仕事があるといった状況です。

新業態の開発では
大体ベンチマーク先を決めます。

ベンチマーク先と
全く同じにはしませんが、
概ねその店の良さを抽出して、
それを再現できるようにしていきます。

その際に重要なことがあります!

それは、ベンチマーク先を超えるという意識です。

ベンチマーク先と同じくらいで良いとか、
ベンチマーク先より少し劣っていても、
この辺は競争環境が緩いから大丈夫と思った瞬間に
繁盛店にはなりません!

超える意識を本気で持つことです!
超えられないなら、最初からその店をベンチマークしてはいけません。
超えられないなら、最初からそのコンセプトを選ばないことです。

外食業界に長くいると、
多くの劣化コピーのお店が負けていくのを目の当たりにします。

ベンチマーク先より、
鮮度が少し悪い、
ボリュームが少し小さい、
値段が少し高い、
接客がやや悪い、
清潔感がちょっと弱い
など。

負けているお店程、何かが少し悪いのです!
つまり、劣化コピーです。

劣化コピーで勝てる程、
この業界は甘くないです。

本気で超えようと思うから
良いアイデアが出てくるのです。

今年の1月にオープンした
郊外型のフルーツパーラーも、
入店すぐに旬の果物がボリューム陳列されていて、
そこを通ってから客席があります。

店内に足を一歩踏み入れた瞬間に
旬とか鮮度を感じるような動線になっています。

帰りもそこを通らないと出られません。

実はこの部分はベンチマーク先ではなかった要素なのですね。

ベンチマーク先を超える魅力で、
売上も超えていきましょう!

それではまた。

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