新業態開発を成功させる3大ポイント!

新業態開発を成功させる3大ポイント!

2023年4月27日

今クライアント先で新店が3つ控えています。
いずれも異なる会社で、業態もバラバラです。
一つは焼肉店、もう一つはうどん店、そして食堂です。

そのうち、2つは今年中にオープン予定で、
もう一つは来年オープン予定です。

3つともコンセプトは概ね決まっておりまして、
私の方からは大きな方向性は提案済みです。

そしていずれも業界初のお店になりそうです!
(またセミナー等で公開すると思うので、
是非楽しみにしてもらえればと思います。)

ここ2~3年、新店開発のお仕事では、
なるべく
これまでになかった新業態を
提案するようにしています。

ベンチマーク先はありますが、
それと全く同じにはしない。
(業界ではコピーが横行していますが。)

アイデアとアイデアを組み合わせて、
新しいものにしています。

これには理由があります。

一言で言えば、
新業態の方が儲かるからです!

これまでになかった業態を作ると、
比較対象がないので、
競争しなくて良くなります。

競争しない方が、経費高騰の今の時代、
値上げしやすいですし、
儲かりやすくなります。

そしてもっと言えば、
その商圏では競合がいないというよりかは、
業界初、日本初の方が、
メディアが来るし、ブランディングしやすいです。

今はそういったことに私も挑戦しています。
もちろん、繁盛店をつくるということは大前提です!
(クライアント先には、業界初でも
そこにマーケットがあることを説明しています。)

そこで、新業態を開発する際の
成功のポイントは大きく3つあります。

1.独自性があること

これは今の時代は必須だと思います。
私は業界初、日本初を目指していますが、
最低限、地域初という要素は必要でしょう。

そうしないと、
最初からレッドオーシャンに飛び込むことになり、
コスパ勝負とか付加価値勝負になります。
結果、経費をある程度かけていくという話になり、
繁盛しても利益は少しということになりかねません。

最初からマーケットのある
ブルーオーシャンを選ぶこと。

これは必須だと考えています。

2.自社が得意な商品or客層を選ぶこと

これはコンサル経験が長い私だから言えることかもしれません。
(もう飲食コンサルとしては19年くらい。
学生時代のアルバイトを含めると、この業界では約23年になります。)

人にはぞれぞれ得意不得意があるように、
会社にも得意不得意があります。

自社の得意な商品や客層を選んだ方が、
新店の成功確率は格段に上がります!

今この業態が流行っているからという理由だけで
真似をして痛い目を見る会社は、
これを理解できていません。

得意、不得意は大きく商品か客層で分かれます。

牛肉が得意な会社は牛肉関係の業態を選ぶ方が良いですし、
海鮮が得意な会社は海鮮関係の業態を選んだ方が良い。

あるいは、
ファミリーの集客が得意な会社であれば、
次のターゲットもファミリーが良いですし、
サラリーマンが得意なら次もサラリーマンを選ぶことです。

商品と客層の両方得意な方を選ぶ必要はありません。
どちらか一方は得意な方を選んで欲しいのです。

私はコンサルタントなので、
クライアント先それぞれの得意、不得意を
いつも客観的に見るようにしています。

3.本物感があること

その商品、調理に本物感があるかどうかはとても重要です。

本物は時流です。
偽物では集客できないと思ってください。

丸亀製麺は
一店舗一店舗、
店舗で粉からうどんづくりをしています。

そしてそれをオープンキッチンで見せて、
目の前で湯がいています。

これは讃岐うどんとして本物感がありますよね。
本場香川のうどん店を彷彿とさせますよね。

これこそが集客力だということです。

食材が全て本物である必要はありません。

本物らしさがあればそれで良いのです。

そのためには、売場の雰囲気とか、
メニューの組合せとか、商品の盛付とか、
スタッフのユニフォームとかも重要です。

それらはちゃんと本物を感じさせるものになっていますか?
お店は一つの世界観を表現していますか?

これができないと繁盛店にするのは難しいです。

さて、私は五感刺激マーケティングで
繁盛店をつくるということを標榜していますが、
あくまでこれは手法でテクニックです。

それよりも前に考え方があるのです。

新業態づくりでは、手法の前にまず、
上記の3つの考え方があるということを
今回はお伝えしておきたいなと思います。

新業態の成功事例発表まで
是非楽しみにしていてください。

それではまた。

Posted in マーケティング理論 | Tagged , , , , ,