飲食業で最も儲かる立地とは?

飲食業で最も儲かる立地とは?

2020年2月28日

飲食店コンサルタントの仕事をしていると、
多くの飲食店の売上、利益を
知ることになります。

このお店は実はこんなに儲かっているの!?
とか
このお店は客数の割にそんなに利益は出ていないな。
とか
そういったことも知ることができます。

私はこの仕事を15年以上やっていますし、
クライアント先には、
チェーン店もありますから、
数字と店舗の答え合わせができます。

そんな中で、
いつも驚くような利益を出している店舗には
ある共通点があります!

それは立地に関してです。

飲食店には様々な出店立地があります。
駅前や繁華街、
商業ビルの空中階、
住宅街、ロードサイド沿い、
商業施設内、
高速道路のパーキングエリアなどの特殊立地
などなど。

いろいろな立地がありますが、
営業利益が最も多く残っている
店舗にはある共通の立地があるのです。

それは、どの立地だと思いますか?

それは、地方の郊外ロードサイドです!

地方の郊外ロードサイドで
大箱の繁盛店は
めちゃくちゃ儲かっています!

私のクライアント先でも、
郊外ロードサイドの大箱店では、
毎月数百万円単位で営業利益を出しているお店が
いくつもあります!

駅前や繁華街よりも
郊外ロードサイドの方が儲かる理由は、
家賃と人件費が安いからですね。

東京の繁華街の坪家賃が5万円/月でも
地方のロードサイドなら5000円/月
とかになります。

上記の条件の場合、
家賃50万円なら
東京の繁華街では10坪ですが、
地方のロードサイドなら100坪の店になります。

当然席数も大きく変わります。

10坪ならせいぜいとれても20~30席。
それに対して100坪なら
120~150席くらいとれます。

収容人数が全然違うんですね。

地方のロードサイドなら
70坪120席、
月商1000万円、営業利益率20%超え。
なんていう飲食店を
いくつも見てきました。

実際、日本の外食産業の営業利益ランキング上位の
会社は郊外ロードサイドを主戦場としています。

ゼンショー、すかいらーく、マクドナルド、
スシロー、サイゼリヤ、コメダ珈琲、
餃子の王将、くら寿司、
などなど。

そのくらい外食産業における
郊外ロードサイド市場は重要ということです。

ただし、
地方の郊外ロードサイドは、
物件調達や
人材獲得という部分において問題があるのも事実です。

ここの解決策を持っている企業は強いですね。

今回は営業利益額に関して言えば、
地方のロードサイドはおもしろいという話でした。

それではまた。

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