昨対売上115%になったフェア企画

昨対売上115%になったフェア企画

2017年8月21日

私のクライアント先でこの度
あるフェアが当たりました。

只今そのフェアを実施中ですが、
7月の昨対売上が115%になったと
うれしいご報告を頂きました。

今回はお金をかけて売上を上げたのではなく、
ある一つのフェア企画で売上が上がりました。

それは何のフェアなのか?

それは、

“抹茶フェア”です。

こう書くと、
うちも“抹茶フェア”をやろうと思う人が多いです。

しかし、
ここだけを真似してもダメです。

売上は上がりません。

どんなフェアが当たるのか?
はもっと大事なポイントがあるのです。

それを解説しましょう!!

1.業態とのマッチング

まずはその業態とフェア企画がそもそもマッチするのか?です。

今回の業態はバイキングでした。

しかもメインターゲットは女性。

となると、男性の感覚でフェアを企画してもダメなのです。

実際、私自身、抹茶スイーツはほぼ食べません。
ドリンクとしても飲みません。
アイスクリームでも抹茶以外を選びます。

そんな私ですが、
そのクライアント先では、
抹茶フェアを提案したのです。

よく世の中を観察しないといけません。

女性の多くは抹茶スイーツ食べています。
女性を集めている和食店には抹茶系のスイーツがあります。

ですから、フェアを組む時は、
自分の感覚ではなく、
世の中ではどんなものが必要とされているかを
冷静に見極めなければいけないのです。

2.マーケットの大きさ

次に、そのフェアは多くの人が
行きたいと思えるくらいのマーケットがあるかです。

私はそれを測るために、
スーパーやコンビニの商品をいつも
じろじろ見ています。

例えば、今の時期にイオン系のスーパーに行くと、
入店すぐに桃や梨が陳列されています。

これはなぜなのか?を考えるのです。

実際調べると、どちらも
日本人の人気果物ランキングの上位なのです。

と言うことは、果物の中でも売れるものなんですね。

それらが入店すぐの一等地にある。

欲しいものだから買うということです。

抹茶は、コンビニのお菓子やスイーツによく使われています。

ということはマーケットがある証拠です。

3.タイミング

基本的に人は旬のものを食べたいと思っています。

夏になればうなぎが売れて、
冬にかにが売れるように、
旬を求めています。

野菜や果物でも
基本的には旬のものが食べたいのです。

ですから時期によって、
組むフェアは変えなければいけません。

抹茶は特に旬の季節は浸透していないと思いますが、
新茶のイメージは5月。

そのイメージに合わせて
5月から抹茶フェアを組んでいるのです。

このお店では
次のフェアも決まっていますが、
基本的に上記3点を抑えた上で企画しています。

もちろんフェアが決まったら、
その後商品開発などのフェーズに入るのですが、
そこでもどんな商品を欲しいと思うのか?
という視点で決めないといけません。

それではまた。

Posted in マーケティング理論, 販売促進力強化 | Tagged , , , ,