伸びる人材と伸び悩む人材の違い

伸びる人材と伸び悩む人材の違い

2020年1月27日

社会人になって15年以上経ちました。
私は大学を出てから、
船井総研に入社して、約12年勤めました。
そしてその後、
起業して約4年が経過したところです。

その中で多くの上司や部下、同僚、
お付き合い先の方々、
業者様と一緒に仕事を
してきました。

その中で伸びる人材と伸び悩む人材には
ある部分が大きく違うと気付きました。
実は随分前からそう思っています!

それは仕事に対するスタンスの部分です。

何かと言いますと、
記憶で仕事するタイプか
思考で仕事するタイプか
です。

記憶で仕事をするタイプというのは、
上手く言っている成功事例やノウハウを
そのまま全部真似して、
成果を作っていくタイプです。

どんな職場にもいますよね、こういう人。
あのお店がこのやり方で上手くっているから
うちも全部真似しようとか。

以前、成果を上げるためには、
上手くいっているものを
TTP(徹底的にパクる)することが必要だと、
教えてくれた先輩がいましたが、
まさにこのタイプですね。

そして思考で仕事をするタイプは、
上手くいっている成功事例やノウハウは
一つの参考データと捉えて、
自分なりにもう一度地域性やタイミングなどをしっかり考えて、
新しいものも取り入れながら行動するタイプです。

皆様はどちらのタイプが良いと思いますか?

記憶タイプでも
いろいろな条件がはまれば
成果を上げることはできます。

それで成果を上げている先輩や同僚、
お付き合い先を私もたくさん見て来ました。

かくいう私も
船井総研入社当初は
先輩のノウハウを徹底的に真似していました。

しかし、記憶タイプの人に大きく欠けているのは、
別の問題が起こった時に対応する応用力です!

記憶タイプの人は
いつも過去の成功事例や事実を引き合いに出します。

しかし、それは過去の事例や事実があれば
対処できますが、
自分の引き出しにない問題が起こった場合に
対処できないんですね。

経営にはいろいろな問題が起こりますから
常にその時々で適切な問題解決を
していかなければいけません!

ですから、記憶タイプの人は
長期戦になるとボロが出てしまう。

長期戦になると、
マーケティングだけでなく、
人材採用や育成、
労務問題、
などの問題解決力が必要になったり、
今後の出店戦略や
人事戦略などの
未来構築力も必要になります。

ですから、はっきり言います。
記憶タイプではいけないのです!

思考タイプにならないといけません!

経営者に限らず、
すべての人がそうならないといけません。

どんな問題が来ても大丈夫なように
自分なりにしっかり考えて
最適解を導き出せるように
日頃から訓練しておいてください。

一緒に仕事をしている人が
記憶タイプなのか、
思考タイプなのか。
そこは後々大きな差になります。

記憶タイプの人は
今すぐ思考タイプになる訓練をした方が良いです!

もし、自分は記憶タイプだと自覚がある方は、
しばらく他人の考えややり方をパクらない、
自分の考えをしっかり持ち発言する
というルールを自らに課した方が良いです。

そしてもし、部下や同僚に
記憶タイプの人がいたら、
「あなたはどう思うの?あなたの考えを聞かせて。」と
常に聞いた方が良いでしょう。

常に自分の頭で考える訓練をするしかありません。

それではまた。

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