【現金を確保せよ!】今飲食店経営者が動いていること
新型コロナウィルスによる
連日の報道や
政府の活動自粛要請を受けて
飲食店の売上は今非常に厳しい状況です。
4月の数字は昨対売上30%とか40%とかを
目にするようになってきました。
営業しない方が数字面での被害が少ないことも
あるのでしょうが、
昨日ある地方都市の駅前の状況では、
営業しているお店は半分くらいでした。
約半分は休業していました。
半分しか開いていなくても、
お店の売上は通常の半分、
つまり、居酒屋の市場規模は
今現在、50%×50%=25%
になってしまっているという訳です。
そこで、
最近ではとにかく現金を手元に置いておく
という動きも耳にするようになってきました。
私もそれについては大賛成です!
とにかく現金を確保して
この数か月~半年を乗り切ることが
最優先だと思うんですね。
現金があれば再起を図れるので。
そこで、今の状況下で
まさにタイムリーに飲食店の経営者
が現金確保のためにどんな動きをしているのかを
参考までに共有したいと思います。
1.資金調達
銀行や日本政策金融公庫からの資金調達ですね。
とにかく今は借りられるだけ借りて、
遣わなかったらその時に返すという作戦ですね。
特に日本政策金融公庫では、
3年間は実質無利息で借りられる
制度もあるので、
今書類審査が殺到しているようです。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_t.html
ただし、国の制度は資金がおりるスピードが遅い傾向があるので、
スピード重視であれば、
銀行や保険会社の貸付を利用した方が良いでしょう。
2.家賃交渉
各店舗の大家さんに片っ端から家賃交渉をするというものです。
私のお付き合い先では、
大手不動産会社はなかなか応じてくれないようですが、
地方の大家さんは結構応じてくれるようです。
この3ヶ月間は1/3にしてもらえるように交渉して
上手くいった会社もあります。
売上がこんな状況なので
3か月間だけ1/3とか半分とかにしてくれということで、
片っ端から交渉していくことをお勧めします。
交渉は社長自らやった方が効果的です!
3.雇用調整助成金
詳しくはこちらを見て欲しいのですが、
https://www.mhlw.go.jp/content/000615395.pdf
今回特例で
休業補償金額の9/10が国から助成されるとのことです。
しかもパート・アルバイトも適用です。
人件費を抑えるために、
お店のパート・アルバイトの一部を休ませる。
休業補償の6割をお支払いし、
そのうちの9/10を国の助成金で補填するというものです。
この特例が出たことで
大手居酒屋チェーンや地方都市の有力チェーンも
休業に踏み切ったようです。
しかも今回申請は事後でも良い。
6月30日までに申請すれば、
応じてくれるということです。
こちらの助成金については、
お知り合いの社労士さんか
ハローワークに聞いてみてください。
残念ながらこのままでは、
この数ヶ月で淘汰される飲食店が出てきそうです。
この数ヶ月から半年を乗り切るために、
まずは現金確保です!
共にこの苦難を乗り越えていきましょう!!
それではまた。
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