新店で月商1,000万円のお店をつくる方法

新店で月商1,000万円のお店をつくる方法

2021年11月16日

先月10月にお付き合い先の会社で
焼肉店とそば店がそれぞれ新店オープンしました。
いずれも郊外ロードサイドです。

これは別々の会社で業態も違いますが、
どちらも最初の1ヶ月の売上は、
1,000万円に届きそうです。

しかも、どちらもサイレントオープンです。
販売促進やオープンフェアなどはやっておりません!

やらない理由としましては、
もし想定以上のお客様がご来店されて、
オペレーションが回らず、
ご迷惑をおかけしたら、
いきなり評判を落とすからです。

ですから私のお付き合い先では、
多くの場合、
サイレントオープンをお勧めしています。

そして本題ですが、
この1,000万円という数字は、
実は予想通りです。
どちらも1,000万円を想定してオープンしています。
大幅な上振れでもなく、下振れでもありません。

では、どうすれば月商1,000万円の飲食店をつくれるのか?

それは、
差別化の8要素のうち、上位3つを外さないこと!
です。

セミナーなどでは言っていますが、
飲食店が他店と差別化を図るために
必要な要素は8つあります。
そのうちの上位3つ、
1.立地
2.規模
3.のれん

この3つを外さないことです!

一つ目の「立地」は当然良い立地、
郊外ロードサイドで言えば、
店前通行量が多く、
店舗の視認性が高く、
駐車場が入りやすい。

また、近くに大型商業施設があるというのも好材料です。

こういった立地は他社と競争になります。
しかし、良い立地はそうそう出ないので、
多少高くても抑えるべき
というのが私の考えです。

二つ目の「規模」は、
まずシンプルに大きいことです。

飲食店で言えば、
100席クラスの大箱店ですね。

中箱以下でも1,000万円を狙えることもありますが、
飲食店の場合、ピークタイムが決まっているので、
売れる時間帯の収容人数は売上に密接に関わってきます。

例えば、ある地域でいつもウェイティングになっている
2つのお店があったとします。
A店は100人収容できてB店は50人収容だとします。
同じ行列店でも、
店内で食事している客数は2倍違うんですね。

大きな売上を取りに行くなら、
大箱の方が良いです。

そして三つ目は、「のれん」です。
ここで言うのれんとは、
ブランド力と近いです。

例えば、ハンバーガー店が隣同士で2店あったとして、
一つはマクドナルド、もう一つは無名のお店だったとします。
同じメニュー、同じ商品、同じ空間だった場合、
マクドナルドと無名店ではどちらにお客様がより多く入ると思いますか?

圧倒的にマクドナルドにお客様は入ります。
これまで築いてきた安心感や信頼感がまるで違うからですね。

マクドナルドは全国ブランドですが、
地域限定でブランドを醸成することはできます。

そして、ブランド力を発揮するためには、
同一商圏や周辺に3店舗以上のお店が必要です。

大抵3店舗を超えたあたりから、
そのブランド力を実感し始めます。
そういった意味でもドミナント出店が効果的なのです。

上記の焼肉店は今回が4店舗目、そば店は6店舗目です。
十分商圏内では名前の知れたブランドとなっています。

最初のお店でのれん=ブランド力が無くても、
営業内容が良ければ、
徐々に売上は伸びていくので、
時間はかかりますが、
いずれ実力に相応しい売上にはなります。

まあ今回は新店のサイレントオープンで
初月1,000万円を売る方法ということで
お伝えしました。

この1,000万円がたまたまではないということを
ご理解頂きたいです。

それではまた。

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