飲食店が今獲得しやすい市場とは?!

飲食店が今獲得しやすい市場とは?!

2020年7月3日

立地や業態別でご支援先各店の売上状況を
聞いていますが、
今一番厳しいのは宴会メインで売上をつくっていた
駅前・繁華街の大箱居酒屋です。

今は企業の宴会が全くありません。
売上は昨対半分以下と聞いています。

逆に6月度で昨対売上100%超えの声も聞くようになりました。
これは、郊外ロードサイドのそば店、和食店、居酒屋、焼肉店などです。
客層がファミリー中心のロードサイド店舗ですね。

6月で100%超えなので、7月、8月はもっと期待できます。

この現象をどう捉えているかについて
今日は書きます。

結論を言いますと、
From office、from schoolからの獲得が難しく、
From homeからは獲得できているということです。

つまり、
会社からや学校から行くようなお店が厳しくて、
家から行くような飲食店はお客様が戻ってきている
ということです。

この流れはしばらく続くと予想します。

企業の大型宴会は
クラスターの危険性があるので、
会社がOKを出さない。

大学のサークルの飲み会も大人数での開催は
さすがに自粛するでしょう。

となると、獲得しやすいのは、
From home市場です。

家から行くお店です。

家族やカップルや友人など。
少人数の外食は動きます。

そこで、from home市場をもっと深掘りすると、
家から行くお店には、
明確な特徴、行く理由が必要です。

と言うのは、家から行くお店は
行く前からどこに行こうかを決めるからです。

家を出発する前にお店を決めているんですね。

つまり、
「今日は久しぶりに焼肉を食べたいね。だから〇〇に行こう」とか
「あのお店今イベントやっているらしいよ。今日は△△に行こう」とか。

このように決めてから行くということです。
これを目的来店と言います。

ですので、わかりやすい特徴や行く理由が必要です。
お客様の頭の中で焼肉と言ったら自店を思い浮かべるとか、
海鮮と言ったら思い浮かべるとか。
ご馳走と言ったら思い出すとか。
今〇〇フェアやっているから行こうとかですね。

逆に会社からや学校から行くお店には、
衝動来店があります。

会社帰りに「今日は軽く駅前で飲んで帰ろうよ。」

駅前でたまたま通りがかったお店を見て
「何か安く飲めそうだし、ここで良いんじゃない。」
みたいな決め方ですね。

しかし、from homeの場合はこうはなりません。

お店を決めてから家を出るんですね。

となると、
そのお店の特徴や行く理由が必要です。

魚が美味しくて、
さらに期間限定で寿司祭りをやっている海鮮居酒屋とかですね。
しかもそれをしっかりWEB上やSNSなどで情報発信している。

そういうお店に今は流れやすいと思います。

このfrom home対策は
次の経営戦略クラブ(7月15日開催)で
もっと詳しく話す予定です。
https://bit.ly/38mScBf

ご興味ある方は是非お問合せください。

それではまた。

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